リースバックとは?
所有している自宅を売却して、まとまった資金をつくり、
賃貸で同じ家に住み続ける事ができる、不動産の新しい活用方法です。
リースバックのメリット
①住宅ローンを早期完済できる
②資金用途に制限が無く、まとまった資金ができる
➂固定資産税、修繕積立金などの固定費がなくなる
④売却したことが周囲に知られない
⑤引っ越しをせずに、そのまま住み続けられる
リースバックの家賃の設定方法
リースバックの家賃は、物件の購入者が「年間これぐらいの利益、利回りが欲しい」という点から設定されます。
そのため、周辺の不動産相場ではなく、「物件の買取価格」を元に算出されます。
一般的には年間の賃料が買取価格の7~13%にあたる金額を月割りにした金額が賃料として設定されます。
買取価格を元に算出されるため、買取価格が高いと賃料も高くなります。
リースバックの家賃を抑えるには?
①必要な資金のみで売却する
通常売却は高額で売却することを目的としていますが、
リースバックは近い将来買戻しすることを条件として契約することができるので、
売却価格を低く設定する事で、安く買い戻すことが可能となります。
また、買取価格を下げることで、毎月の家賃を大幅に抑えることができます。
②リースバック一括査定を利用する
不動産会社によって、賃料を設定するための買取価格に対する年間の利回りの値は変わり、最大で5%程の違いがあります。
複数の不動産会社に査定を依頼し、見積をとることで、
より良い条件の会社を選ぶことができます。
「リースバック一括査定」を利用することも一つの手です。
複数の会社に1社ごとに問い合わせて対応するのは時間と手間がかかるので、一括で査定ができる「一括査定サービス」はおすすめです。
➂「保証金取崩制度」を扱っている会社を選ぶ
「保証金取崩制度」とは、売却金額のうち必要な資金を残し、すぐに必要のない金額を保証金として預けることで、売却価格から預け入れた保証金を差し引いた金額から家賃が設定されるので、毎月の家賃を大幅に抑えることができます。
その上、保証金は基本的にいつでも返還可能です。
この制度を利用している不動産会社は少ないので、事前に調べる必要があります。
まとめ
今回は「リースバックの家賃の設定方法」や「リースバックの家賃を抑える方法」等をご紹介してきました。リースバックを利用される方は「なるべく高く売却したい」と考えるかと思いますが、売却金額によって家賃が設定されてしまうため、「家賃を抑えたい」と考えている方は、今回ご紹介した方法を参考にされてみては、いかがでしょうか。
「リースバック」を検討される際は、売却金額、賃料、その他条件を総合的に判断して、検討するのが良いでしょう。
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